2015-01-01から1年間の記事一覧
チャールズ・ローゼン「ピアノ・ノート」 世界的なピアニストが、ピアノという楽器と演奏という行為について自論を語る。いわば、ピアニストの奥義を垣間見ることのできるエッセイだと思います。ピアノを弾くとはどういうことなのか。ピアニストはあまりに弾…
? ショパンの「練習曲 ハ長調」(作品10-7)を打ち込んでみました。『12の練習曲』(作品10)の第7番です。短いながらも延々と続く右手の壮絶な連打は、一見しただけで練習曲に相応しい難易度をそなえていると感じさせます。(実際の技術的なレベルは分かり…
ショパンの「夜想曲 ロ長調(作品62-1)」を打ち込んでみました。旋律の美しさも魅力的なのですが、なによりアンサンブルのような印象を受ける作品です。? 全体的に、左手の声部も強調してみたのがちょっとした試みです。とくに主題がトリルで奏される部分は…
ショパンの「幻想即興曲」を打ち込んでみました。中間部はこれくらいの速さでもよいような気がしています。
ショパンの「4つのマズルカ (Op. 6)」から第3番ホ長調を打ち込みました。 マズルカはポーランドの舞曲の一種ですが、この曲はとくに舞曲的な印象を受けます。冒頭部分のリズムに載せて「踊りが始まるぞ」という期待感、そして付点のついた力強い踊りがこの曲…
04/23 : サティ「卵のようにかろやかに」 私は批評家がいるとそれだけで目がくらみます。あまりの輝かしさに、一時間あまりも目を細めていなければなりません。私は彼のスリッパに口づけします。私は彼の言葉を脚つきの大きなグラスでうやうやしく飲み干しま…
ショパンの「2つの夜想曲 (Op. 27)」から第1番嬰ハ短調を打ち込みました。幅の広い左手の空虚な左手のうえで歌う二重唱、焦燥しているかのような中間部分、苦悩から解放されるようなコーダ。悲痛でありながら、全体的にはとてもはっきりした構成で全体像をと…
ショパンの「12の練習曲 (Op. 25)」から「エオリアンハープ」の通称で知られる変イ長調の第1番を打ち込みました。和音のなかから高音部の旋律が浮かび上がります。優しい旋律を活かすためには、それを包むハーモニーはそれ以上に優しくなければいけません。…
英雄ポロネーズ (0)?の試作版から、間違いを修正した最初の公開版(2の公開にともない音楽データは削除)、表現を改めた英雄ポロネーズ (2)?に続いて3回目の公開です。変更点はいろいろありますが、一番の変更点は主部で3拍目を強調したことです。リズム感が…