クラシック
ザレンプスキの Barcarolle. Op. 31 を打ち込んだ。ザレンプスキ (1854-1885) はひとことで言えば、ショパンとシマノフスキというポーランド音楽の大作曲家をつなぐもう一人の天才……と言ったら怒られそうですが、活躍した時期としてはちょうど間になります。…
ショパンのニ短調の前奏曲を打ち込んだ (Op. 28-24)。人気の高い作品。実際には分からないけど、前奏曲中で一番好きな作品と言えば、ホ短調か、変ニ長調(雨だれ)か、このニ短調を挙げる人が多いのではないかと思う。それだけドラマチックな作品でもある。…
以前に作ったモシュコフスキの演奏会用練習曲(作品48)を譜面動画にしてみました。以下繰り返しになりますが、この作品48はYoutubeにもほとんど動画のない作品です。譜面を見ると「演奏会用」というだけあって難しく華やかな作品、せめて音にしたいと思…
リストの「ベートーヴェンの『アテネの廃墟』のモチーフによるトルコ風カプリッチョ (S. 388)」を打ち込みました。ベートーヴェンの「トルコ行進曲」のメロディが、リストの手によって大胆にアレンジされています。中間部は『アテネの廃墟』第3曲の回教僧の…
譜面動画を公開しましたので、元動画を削除しました。 モシュコフスキの演奏会用練習曲(作品48)を打ち込みました。正確には、今回第2番を打ち込んだのだけど、第1番も書いていなかったので、ついでにまとめて載せておこうと思った次第です。 モシュコ…
ショパンのハ短調のノクターン(作品48-1)を打ち込んだ。おそらく、変ホ長調(作品9-2)、変ニ長調(作品27-2)と並んで人気が高いと思う。人気の高い作品で優れた演奏も多いだろうに、なぜわざわざ打ち込んだのか。それは、この曲が好きだから! この曲は…
リストらによる「ヘクサメロン」を打ち込みました。ヘクサメロンとは「6つの詩」の意味で、創世記における天地創造の「六日」にちなむとのことで、この曲が作られる先年に亡くなったベッリーニの作品からテーマを引用し、それを当時大活躍していた6人のピ…
M. Moszkowski のScherzetto を打ち込みました。6つの小品の第4番です。こういう軽やかな作品が好きなのですが、演奏動画がほとんどない作品です。いまのところ(2019年6月9日時点)YoutubeにAnthony Bozicevic 氏による演奏がたった一つだけあって、それが…
ショパンのEtude No. 12, Op.10-12 を打ち込みました。いわゆる「革命」です。この呼び名は作品番号も不要でとても便利ではあるのですが、ショパン自身はそのような表題をつけていないという点はやはり無視は出来ません。かりに革命を想起して作られたものだ…
モシュコフスキのConcert Studies No. 2, Op.24-2 を打ち込みました。表題のとおりなかなか派手な作品だと思うのですがYoutubeにも動画がなかったので打ち込みました。主部左手の上下対称的な音型の伴奏と、シンプルなcantabileの旋律が印象的です(こんなの…
ショパンの変ホ長調の練習曲 (Op. 10-11) を打ち込みました。これはプレイエルの音色のほうが絶対に合うと思ったのでプレイエル用(バーチャルなプレイエルですが!)につくり直しました。「自分の打ち込みがどんなに下手でも、作らないで文句を言い続けるよ…
リストの「岸壁より海へ!(ドイツ戦勝行進曲)」を打ち込みました。いわゆるマイナー作品で、Youtubeにもほぼ動画無し(1件のみ:2019年2月時点)、全集にしか載っていないような作品なのですが、「この曲を少しでも広めたい!」と思って打ち込みました。勇…
ショパンの華麗なる大ポロネーズを打ち込みました。本来は「アンダンテ・スピアナート」という穏やかな序奏と合わせて「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」というひとつの作品なのですが、ここではポロネーズ部分だけをお届けします。アンダ…
ショパンの夜想曲第2番(異稿版)を打ち込みました。わたしが解説するまでもない有名作品ですが、こちらはより高度な装飾を伴う異稿版です。 異稿版とは ここで言う異稿版とは、大ざっぱに言えば、「ショパンはこの曲をこのようにアレンジして弾いていたの…
Leon Delafosse(1874-1951 or 1955) - Barcarolle No.2.を打ち込みました。Wikipediaによれば、Delafosseはパリ国立音楽院でアントワーヌ・マルモンテルの薫陶を受け、ピアニスト兼作曲家として活躍したそうです。またプルーストの「失われた時を求めて」の…
2019年といえば、クララ・シューマン生誕200年。だからというわけでもないけれど、ちょうど気になったので書こうと思う。 クララ・シューマンの作品の一つに、演奏会用変奏曲(作品8)というものがある。正確には「ベッリーニの『海賊』のカヴァティーナによ…
F 最近はツイッターにあれこれ書いていたのですが、ツイッターだと「うるせーっ」って方も居られると思うので、やはり自分の場所(ここ)で簡潔に書くことにしました。 ロンド作品16. 「この曲が好き! この曲を知ってほしい!」という一心で打ち込みまし…
ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(作品22)から、アンダンテ・スピアナートを打ち込みました。"Andante spianato et Grande Polonaise Brillante". 横文字にするとなんとも格好の良い名前。アンスピグラポロと略すと、ハンバー…
ショパンの「練習曲 ハ長調」(作品10-1)を打ち込んでみました。『12の練習曲』(作品10)の第1番です。 IMSLPにあるミクリ編の譜面で指示されている速度は一拍あたり176/分とかなり速く、4オクターブにわたる右手のアルペジオをこの速さで弾くというのは…
? ショパンの「練習曲 ハ長調」(作品10-7)を打ち込んでみました。『12の練習曲』(作品10)の第7番です。短いながらも延々と続く右手の壮絶な連打は、一見しただけで練習曲に相応しい難易度をそなえていると感じさせます。(実際の技術的なレベルは分かり…
ショパンの「夜想曲 ロ長調(作品62-1)」を打ち込んでみました。旋律の美しさも魅力的なのですが、なによりアンサンブルのような印象を受ける作品です。? 全体的に、左手の声部も強調してみたのがちょっとした試みです。とくに主題がトリルで奏される部分は…
ショパンの「幻想即興曲」を打ち込んでみました。中間部はこれくらいの速さでもよいような気がしています。
ショパンの「4つのマズルカ (Op. 6)」から第3番ホ長調を打ち込みました。 マズルカはポーランドの舞曲の一種ですが、この曲はとくに舞曲的な印象を受けます。冒頭部分のリズムに載せて「踊りが始まるぞ」という期待感、そして付点のついた力強い踊りがこの曲…
ショパンの「2つの夜想曲 (Op. 27)」から第1番嬰ハ短調を打ち込みました。幅の広い左手の空虚な左手のうえで歌う二重唱、焦燥しているかのような中間部分、苦悩から解放されるようなコーダ。悲痛でありながら、全体的にはとてもはっきりした構成で全体像をと…
ショパンの「12の練習曲 (Op. 25)」から「エオリアンハープ」の通称で知られる変イ長調の第1番を打ち込みました。和音のなかから高音部の旋律が浮かび上がります。優しい旋律を活かすためには、それを包むハーモニーはそれ以上に優しくなければいけません。…
英雄ポロネーズ (0)?の試作版から、間違いを修正した最初の公開版(2の公開にともない音楽データは削除)、表現を改めた英雄ポロネーズ (2)?に続いて3回目の公開です。変更点はいろいろありますが、一番の変更点は主部で3拍目を強調したことです。リズム感が…
英雄ポロネーズ (0) の試作版から、間違いを修正した英雄ポロネーズ (1) を公開し、今回バージョン2となります(全般的によくなったため、旧バージョンは削除)。強すぎず、しかし、堂々と!そしておまけに、英雄ポロネーズ (3)をつくってしまいました。何度…
なんともお粗末なもので、音に何か所か間違いがありました。 再投稿のついでに、強弱緩急、ペダリングをすこし変更してみました。 自分で打ち込む際にはだれかの演奏を参照するということはしないのですが、ぼくがいいなあと思っている演奏(素人レベルで、…
幻想ポロネーズはいろいろ気に入らずに削除しました。よくあることですが、最初は「ぼくの最高傑作だ!」と調子に乗っていても、ある時から拙作の出来がとてもひどいことを痛感させられる時期が訪れるものです。 さて、英雄ポロネーズ(Op. 53) は一応の完成…
パガニーニの主題による超絶技巧練習曲の第3番を作り直してみました。有名な「ラ・カンパネラ」の前の編曲ですね。ピアニストの方からすれば、「ラ・カンパネラ」もふざけるなというレベルなのではないかと思いますが、この超絶技巧のほうはそれ以上に「演奏…