hishaismの打ち込み日記

ド素人がピアノを打ち込んで、「わ~できた~!」とはしゃいでいる日記

M. Moszkowski, 3 Concert Studies No. 2 in C-sharp minor, Op. 24-2.

 モシュコフスキのConcert Studies No. 2, Op.24-2 を打ち込みました。表題のとおりなかなか派手な作品だと思うのですがYoutubeにも動画がなかったので打ち込みました。主部左手の上下対称的な音型の伴奏と、シンプルなcantabileの旋律が印象的です(こんなの弾けるのか?)。片手でのオクターブによるショパン的なレチタティーヴォも興味深いところです。中間部は一転して変ニ長調のdolce. armoniosoのアルペジオのなかから両手によって主旋律が浮かび上がる部分はとても華やかな響きです。いわゆる「三本の手」的な演出ですね。主部に戻りコーダに入ります。緊張が最大限に達しprecipitato(急転直下)ですべてを出し切って燃え尽きたように、静かに幕を閉じます。とてもドラマチックな作品です。このOp. 24 は第一番も素敵な作品なのでおすすめしたいです。モシュコフスキのピアノ作品は「火花」などは楽譜が出ているのをよく見かけるのですが、それでも知られていない作品がまだまだあります。このConcert Studies, No. 2 も、演奏してくれる人が居たらいいなぁ……と思います。

参照した楽譜はこちら https://imslp.org/wiki/3_Concert_Studies,Op.24(Moszkowski,_Moritz)