hishaismの打ち込み日記

ド素人がピアノを打ち込んで、「わ~できた~!」とはしゃいでいる日記

F. Chopin - Rondo in E-flat Major, Op. 16.

F

 最近はツイッターにあれこれ書いていたのですが、ツイッターだと「うるせーっ」って方も居られると思うので、やはり自分の場所(ここ)で簡潔に書くことにしました。

 ロンド作品16. 「この曲が好き! この曲を知ってほしい!」という一心で打ち込みました。「華麗なる大円舞曲」があれほど人気なのだから、この曲だって超かっこよくてスゴいんだということを、世間のすみっこのすみっこで叫びたかったのです。

 この作品は、生徒のCaroline Hartmann(1808-1834)に献呈されています。リストにも師事し、相当なピアニストだったと思われますが、初版の出版同年に亡くなっています。ショパンはどんな気持ちで献呈したのかなぁ、なんて考えてしまいます。

 作品は、まるでオペラの序奏のような大迫力の序奏から、軽やかなクラコヴィアクへ。そこから繰り出される華やかな技巧、パッセージ。すごい、すごい、楽しい!(聴いている分には)

 表現については、人が弾いている感じを目指しました。現代の、卓越した技術を持つ若い女性ピアニストという設定で、ときに繊細に上品に、ときに少しタメて「?」と観客を驚かせる間を作ってみたり、トリッキーな表現を盛り込んでみました。作品自体は、小難しいことを抜きにして、いかに華やかに、技術的に完璧に表現するかというところかなと思います。いま聴いてみると、音の切り方が不自然だったり、和音の音のバランスがベタ打ちのまま(普通は声部で異なる)だったり、不出来な部分もたくさんありますが、演奏イメージの骨格は示せたと思います。