hishaismの打ち込み日記

ド素人がピアノを打ち込んで、「わ~できた~!」とはしゃいでいる日記

打ち込み日記 - ショパン 「アンダンテ・スピアナート」

 ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(作品22)から、アンダンテ・スピアナートを打ち込みました。"Andante spianato et Grande Polonaise Brillante". 横文字にするとなんとも格好の良い名前。アンスピグラポロと略すと、ハンバーガーを連想してしまうのはたぶん私だけです。

 ロベルト・シューマンによれば、メンデルスゾーンはこのアンダンテ・スピアナートを聴いて「目の前に庭が現れ、人々が噴水や珍しい小鳥たちの間を心静かに散歩しているようだ」と言ったとか、言わなかったとか……(『弟子から見たショパン』)。この穏やかな「アンダンテ・スピアナート」という曲をさらっと弾いた後に、「華麗なる大ポロネーズ」がババーンと現れるわけですね。心にくい演出です。

 Pianoteqではプレイエルを始め、実際には入手困難なピアノの音色を楽しむことができます。もちろん実物と100%同じとは行かないわけですが、それでもそうしたピアノとの距離を近づけてくれるバーチャルなピアノというものは、驚くべき進歩を遂げつつあると思います。このプレイエル音源には、こうした穏やかな作品が良く似合います。ベロシティを上げるとすぐに嫌な音が出てしまうので、歌唱的な作品がいちばん心地よいように思うのです。

8/6 - Andante Spianato. Tranquillo.

midi programming : Hishaism.
Instrument : pianoteq5. Pleyel, model F (1926).